わたろ

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dear my friend

今年はなんだかうまくいかない事が多いと言うか、あれなんか悪いことでもしたのかな?ってくらい辛いような出来事が重なった。一つは、今までは自分から仕事を変えていく事はあったんだけど、ようやく見つけたた思えた最高な仲間や職場からやむなく離れることになった。まあ誰にもどうしようもない状況だったからそれは諦めるしか無いけど、この先これ以上の職場を見つける自信がないのも事実。受け入れよう。もう一つ、友人との死別。ここではRと表記することにする。半年は過ぎてるけど突然過ぎて、まだうまく心の整理がついていないと言うのが純粋な気持ち。さらっと友人と書いたが、とても深い仲だった。客観的にそれを裏付けるのは難しいかも知れないけど、僕の結婚式の友人代表のスピーチをお願いしたと言えば分かりやすいかもしれない。お互いにそんなに友達が多いタイプじゃなかったから、その分深かったと思う。幼児園くらいからの仲だから今のところ人生半分以上の付き合いなわけで、Rの口から「わたろは自分の人格形成に大きく影響を与えるレベル」と知り合いに話していたこともあったのを覚えている。それは逆も同じで僕はRの影響をめちゃくちゃ受けている。特に音楽は影響が強くて同じ高校に入ってRから「わたろベースやって」と言われ一緒にバンドを始めた。地元の祭のライブに出て恥をかくくらいのレベルだけどとても楽しかった。一言で言えば青春だった。だから、音楽を聴くとすぐにRの事を思い出す。一緒に合わせた曲はもちろん、新しい音楽に出会っても、Rは好きかな?って思ったりする。二人ともが社会人になってから、特に僕が結婚してからはあまり二人で会う機会も減った。でもたまに会えばすぐに小学生の頃のような感覚になっていた。Rは、子供だった。ずっと子供だった。いつ会っても本当に子供みたいに無邪気で、素直で、もう少し大人になれよって苦笑してしまうような感覚にすらなった。でもそんなRに引っ張られて自分が子供に戻って楽しんでいられる感覚が心地よかった。29歳。Rはもうこれ以上、大人になりたくなかったのかな。これから先、自分が歳をとる度にきっとそう思う。そして、居なくなってから気がついた感情が一つ。家族に対して使うものばかりだと思っていた感情だけど、確かにRを愛していたと思う。もちろん恋愛とか、そういう感覚のものでなくて、友としてだけど。そんなでかい感情のくせになんで一緒にいる時は気がつかないのかなって不思議だ。それに気がついてたらもっと二人の時間を大切に出来たのかなって、無意味な事を考えたりする。出来る事はずっと忘れないでいる事。だから音楽を聴く。苦しくとも。