隠れた名機?


ずっと欲しかった大型センサーコンパクトカメラを手に入れました。

カメラに興味がない人の為に(そんな人がこのブログを読むかわからないけど)凄くざっくり言うとセンサーが大きいと画質に有利な点が多いです。暗いところに強いとか、ボケのある写真が撮れるとか、階調性が豊かとか。そんな感じです。だから実際に写真趣味の方はセンサーのサイズを気にされる方が多いです。で、コンパクトカメラのセンサーと言うのは殆どが一眼レフやミラーレス一眼より小さい事が多いのですね。ちなみにスマホなんかは一般的なコンパクトカメラよりさらに小さいです。
そんな中、ある種のコンパクトカメラはカメラ自体のサイズは小さいまま、センサーサイズを頑張って大きくしたのです。技術の進歩って素晴らしい。つまり小さいのに高画質、と言うわけです。
そんなコンパクトカメラの代表格といえばリコーのGRです。片手での操作性は唯一無二でスナップシューターに大人気ですね。28mmの単焦点レンズ(ズームできないレンズ)を搭載しています。単焦点と言うのもポイントで、単焦点はズームこそ出来ませんが、これまた画質的に有利な上、明るく写す/ブレを抑えるのにも役に立ったりします。なにより小さく作れるのでコンパクトカメラにはマッチします。(ちなみに僕はミラーレスや一眼レフでも単焦点を愛用しています。)
余談ですがGRは今でこそAPS-Cサイズと呼ばれる一眼レフと同等のセンサーサイズになりますが、その前のGRdigitalのシリーズの時は普通のコンパクトカメラと同じ小さなセンサーでした。その頃のGRdigital3を使っていたのでその操作性の良さは凄いなあと感心したものです。それが今や大型センサーを搭載したのですから欲しくないわけがありません。

が何故か手元にはNikonのCOOLPIX Aという機種があります。

カメラ界でもら少々マイナーな大型センサーコンパクトの中でもその存在を知らない人もいそうな機種です。
で、まあスペック的にも最新のGRⅡには敵わんな、って感じなわけです。古いし。
ですが、とてもわかりやすく言うとこのCOOLPIX Aに関して、一度知り合いに借りて使ってみたら、めっちゃ絵作りが好みだったんです。同じくNikonのD700を何年か愛用していたからでしょうか?
こればっかりは感性なので好みの差でしょうけど、COOLPIX Aの絵作りは線が細く感じられました。だから、多少今のデジカメや一眼レフを使い慣れていると「この機能欲しいな、使いにくいな」と思う部分があっても、「まあしゃーないなー」と愛着を持って使えると思って決めました。
そもそもGRシリーズとはAPSCセンサーで28mmと基本形態は近いもののコンセプトは違うのでそこを理解していれば名機だと思うのです。でもGRが有名なので同じだと思うときっと使いにくいんですよね。
これからしっかり使っていくから、よろしくね。

0コメント

  • 1000 / 1000