僕を邪魔するのは僕

経験と言うのはとても良いもののように思えて、時に厄介なものでもある。

写真を撮る時にもそれは現れる。
つまり自分が撮ってきた経験則から
この距離で
この向きで
この焦点距離で
この設定で
こう撮ったらだいたいこんな感じかな?と言ういわば「知ったかぶり」が写真の邪魔をしてしまう。
もちろん、効率的ではある。シャッター回数は減り、撮影までのスピードは上がり、被写体探しに集中できる時間は増えるだろう。失敗も減る。


失敗も減る、、、


失敗も減る、、、?
本当か?

そりゃそうだよ。絶対数が減ったのだから。

しかし、それ以上に成功も減っているのでは無いか?

今まで、自分でコントロールしていないものの力で生まれた「奇跡の一枚」が何枚あったことか!
経験からくる「知ったかぶり」がつまらないと決めつけ撮らなかった、何千枚何万枚の写真がきっとあるはずだ。

感動のハードルを下げよう。
別に僕はフィルムを主体に撮っているわけでもない。撮りまくればいい。
てな感じの自分に言い聞かせる為のメモ。

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