誰が何を撮ったか
少し前の話になるのだけど、友達にカメラの購入について相談を受けていた。その人は某メーカーのいわゆるエントリー機種を購入したいがどうだろうと言うことであった。友達の撮りたいものなど少し話を聞いて、それであれば問題なさそうだと言うことでそのエントリー機で大丈夫そうだねという結論に至った。
その直後である。その友人が「実はこういった写真を撮る知り合いがいて、高いもの使って安いものを批判するタイプでカメラ好きだけどこの人には相談したくなかった。こういう写真が僕にも撮れますか?安い機材だと絶対バカにされるからいい写真撮れる努力したい」と実際にどんな写真か見せてくれながら相談してきた。
写真はいかにも超広角や望遠、明るいレンズを使ったであろう写真で中には三脚が必要なものも多かった。しかしながら、あくまで個人的な意見を言えば、「高い機材を使ってます」という感じの、ただそれだけの写真だった。キツく言えば、高い機材使ってるならそれくらいは撮れるわなという感じ。そもそも、僕は今や完全な日常スナップメインで、その人の写真は風景写真。あんまり響かないのは当たり前で。ただ友達がそういう写真を撮りたいというならもちろんそれは自由だけどちょっとモヤモヤした気持ちになった。
そこで「例えば魚眼レンズを使用した写真や超望遠レンズを使った写真があるけど、そういうのは今回買う機材で同じようには撮れない。けど、今回買う機材でもっと人の心を揺さぶる写真は撮れる。何で撮ったかではなく、誰が何を撮ったかで勝負して欲しいって思う」と伝えた。
いや、お前も高い機材使っといて(しかも大した写真も撮らず)どの口が言うんだと怒られそうだけど 笑
でも、実際にそう思ったし、僕は安い機材をバカにした事はない。
その友達が撮りたいものが今後どうなるかはわからないけど、何を撮るにしてもそういう心を持って撮影に臨んで欲しいなあと思った。
どの口が言うんだと怒られそうだけど 笑
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